こんにちは。あざみ野院・守屋です。
さて・・・関東では6月29日に例年よりもはやく「梅雨明け」が発表されましたね。
はじまってしまった盛夏、からのそれに対応するための強烈な冷房になんだか疲れてしまう毎日ですね。
体調管理が難しい7月の始まりです。
患者さま方が来院された際の第一声の「暑い~」が先週はとても多かったように感じます。
そんな中、「汗っかきで嫌になっちゃう」というお話を伺うことがあります。
守屋は、暑い中で運動をしていても汗をかかないような性質ですので垂れ流れるほどの汗をかく方が
羨ましい限りなのですが、たくさんの汗をかく方にとっては煩わしい他ないようですね。
ですが、この「煩わしい」と思われがちの汗ですが、暑い中で生活する私たちにとってはとても大切な役割をしています。
私たちは、皮膚に温度を感じるセンサー(難しい言葉ですと温度受容器といいます)があり、
そこで受け取った温度の情報が脳に伝わり、暑さに対応してくれたり、寒さに対応してくれたりします。
最近の盛夏では、もちろん暑さに対応しており皮膚の拡張をしてくれたり発汗してくれたりします。
汗は血液からできていますので、皮膚の拡張で血流がよくなるとたくさん汗をかくことになります。
汗は体の表面を濡らし、この汗が蒸発する際に奪われる「気化熱」によって体が冷やされます。
熱と言っておりますが、この気化熱が体を冷やす役割をしてくれています。
おうちの前の道路などに水をまく方もいるかと思いますが、打ち水もこの仕組みを利用しています。
どうでしょう!これを知ると煩わしいと思っていた汗もなんとなく可愛げ、愛しさが感じられませんか?
お化粧を崩したり、シャツに汗染みをつくったり・・・悪いことばかりではなく、私たちを守るための汗です。
大目にみてあげていただいて汗とうまく付き合いながら楽しい夏にしましょう!夏は楽しいことがたくさんです!